融資決定までの流れ

日本政策金融公庫の基礎知識

事前相談

借入を申し込むときには、まずは最寄の日本政策金融公庫に、電話または窓口で相談することをお勧めします。

必要書類や面接日、融資までの流れなど親切丁寧に教えていただけますので、気軽にお問い合わせください。

日本政策金融公庫支店一覧
日本政策金融公庫支店一覧 日本政策金融公庫の支店は、以下のように全国各地にあります。 北海道 名称 郵便番号 住所 電話番号 札幌支店 〒060-0001 北海道札幌市中央区北1条西2-2-2 北海...

借入申込書を書く

まずは、借入にあたって、借入申込書を書く必要があります。

借入申込書は、日本政策金融公庫の窓口で受け取ることができます。

また、お近くの商工会議所、商工会でも相談を受け付けています。

日本政策金融公庫HPからもダウンロードができます。

申し込み

所定の借入申込書と、必要書類等を提出します。
郵送も可能です。
必要書類について詳しくはこちらをご覧ください

事前準備と必要書類
事前準備と必要書類 日本政策金融公庫の借入申し込み時に必要な書類は、以下のとおりです。 個人か法人かにより準備する資料が異なります。 個人の場合 法人の場合 借入申込書 → 様式はこちら ...

面接

申込書を提出してから1~2週間ほどすると、日本政策金融公庫の担当者との面接があります。

面接の日時や場所、面接時に必要な資料は、日本政策金融公庫の担当者から事前に電話または文書により連絡があります。
面接では、申し込み時に提出した資料などを元に、事業概況や最近の営業状況、決算書の中身などについて質問があります。
面接は、大体1時間~1時間半ほどで終了しますが、日本政策金融公庫の担当者が店舗や工場を訪問することもあります。

日本政策金融公庫では、基本的に申込書の提出日から1週間後以降にしか面接はできません。
日本政策金融公庫の担当者も、必要書類に目を通し事前調査をするなど、面接の準備を整える必要があります。

申込書を日本政策金融公庫に持参して、その日に面接してくださいといっても審査はしてもらえませんので、余裕を持って準備をしておきましょう。

面接について詳しくはこちらをご覧ください。

面接について
面接について 日本政策金融公庫は、預金機能や銀行引き落としなどの決済機能などがありませんので、一般の人にはあまり縁がないかもしれません。 そういった場所での面接なので、少し緊張されるかもしれません。 しかし、面接といっても、採...

融資実行

面接の結果をもとに日本政策金融公庫内で審査があり、通常面接日から1~2週間ほどで融資が決定になります。

特に担保を提供する場合などは、担保の査定に時間がかかることもありますので、申し込みから実行までには1ヶ月ほどの余裕を持っていた方がよいでしょう。

融資額については、「500万円の希望で300万円しか借入ができなかった。」など希望額に達しないこともあります。

また、当然ですが融資が否決されることもあります。融資が否決された場合は、今後のこともありますので担当者にどうして否決されたのか理由をよく聞くようにしてください。

融資が決定すると、契約に必要な書類(借用証書)などが送られてきます。
必要事項を記入して日本政策金融公庫へ送付または持参してください。
融資決定後の手続きについて詳しくはこちらをご覧ください。

融資決定後の手続き
融資決定後の手続き 融資が決定すると、日本政策金融公庫から契約の書類一式が送付されてきます。 この中には、「ご契約時に必要な書類」という一覧(チェックシート)が、借用証書などの必要書類とともに送付されてきますので、一つずつチ...
書類等に不備がない場合、日本政策金融公庫に契約書類が到着後、2~3日であなたの指定口座に融資決定金額が振り込まれます。

返済

返済は基本的に月賦払いです。
引き落とし日は、毎月1日・5日・10日・15日・20日・25日・末日など自由に指定ができます。

一括払いなどの返済も可能ですので、詳しくは日本政策金融公庫担当者までご相談ください。

支払い方法は、公庫窓口に直接持参することや一般金融機関からの送金なども選択できますが、煩雑かつ返済を忘れてしまいがちですので、一般金融機関からの自動振替を選択するとよいでしょう。

 

また、返済方法は、主に元利均等返済、元金均等返済、ステップ返済の3通りがありますが、 一般的には、元金均等返済を選択する場合が多いようです。

返済方法 特徴 メリット デメリット
元利均等返済 毎月支払う「元金+利息」が毎回同じ金額となる返済方法。 毎回の返済額が同じなので、長期にわたる返済計画が立てやすい。 返済当初は利息の返済にあてられる割合が大きく、元金の減るペースが遅い。
元金均等返済 毎月支払う「元金」が毎回同じ金額となる返済方法。毎回の返済額は、元金部分に、残高に対する利息額を上乗せして支払う。 毎回、一定額の元金を返済していくので、「元利均等返済」に比べて、ローン残高が確実に減り、トータルで支払う利息が少ない。 当初の返済額が大きく、返済負担が重い。
ステップ返済 毎月支払う「元金」が毎年増えていく返済方法。 返済当初の返済額が少ない。 返済金額が徐々に上がっていくため、次第に返済負担が増える。

 

次はこちらをご覧ください。

事前準備と必要書類
事前準備と必要書類 日本政策金融公庫の借入申し込み時に必要な書類は、以下のとおりです。 個人か法人かにより準備する資料が異なります。 個人の場合 法人の場合 借入申込書 → 様式はこちら ...