借入金の目安について

日本政策金融公庫への返済

借入金の目安について

借入金の返済財源は、
減価償却費+税引後利益の合計額になります。

 

この返済財源がないと、いくら売上高が上がっていたとしても返済を続けていくことはできません。

仮に返済できているとしたら、それは、売上で入ってくる現金のうち、本当は使い道が決まっているものを先食いして使っていることになるのです。

 

日々入ってくるキャッシュの中から返済していると、なんら問題なく返済している気がしてしまいます。

まずは、「返済財源」=「売上高」という考え方は、あらためなければなりません。

 

健全な借入金の目安を簡単にまとめてみましたので、今自分の会社が置かれている状況を以下でチェックしてみましょう。

この中で一つでも条件を満たしていなければ、会社の抱えている借入金のリスクが高くなっている可能性があります。

借入金対月商比

借入金対月商比とは、月商何ヶ月分の借入金を有しているかを見る指標で、借入金の規模が適正かどうかを見ます。

業種が異なれば目安は変わりますが、おおむね以下の基準で判断してみてください。

借入金対月商比 判定
12ヶ月以上 危険
6ヶ月以上 要注意
4ヶ月未満 健全
借入金対月商比 = 借入金 ÷ 月平均売上高

債務償還年数

債務償還年数とは、現在の利益水準で借入金を完済するのにあと何年かかるかを見る指標で、返済能力が適正かどうかを見ます。

債務償還年数 判定
10年以上 危険
7年以上 要注意
5年未満 健全
債務償還年数 = 借入金 ÷ (当期利益+減価償却費)

流動比率

会社の短期的な支払能力がどの程度あるかを表し、短期間(1年以内)に支払われる予定の流動負債が、同じく短期間(1年以内)に現金化される予定の流動資産でどの程度カバーされているかを示す指標で、当面の返済能力があるかどうかを見ます。

ただし、流動資産の中には長期間未回収となっている不良売掛金や不良在庫(棚卸資産)が含まれている場合もあるため、注意が必要です。
この指標が100%を切ると、1年以内に支払う金額のほうが多くなる状況で非常に危険な状態です。
流動比率 判定
100%未満 危険
120%未満 要注意
150%以上 健全
流動比率 = 流動資産 ÷ 流動負債

次はこちらをご覧ください。

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