返済時の注意点について
借入申し込み時に、借用証書の中で毎月の返済日を決めていますので、その決められた期日に毎月自動的に指定口座から引き落とされます。
日本政策金融公庫以外の民間銀行であれば、残高不足のときにすぐ入金すれば、その月の返済が遅れたということにならない場合もあります。
しかし、日本政策金融公庫は、決められた期日に借入金の返済(口座からの自動引き落とし)ができないと、それだけで評価を落としてしまい、次の融資にも影響してきますので注意が必要です。
特に起こりやすいのが残高不足ですので、決済期日前には必ず通帳残高を確認しておくとよいでしょう。
資金繰り表の作成について
いつ入金があって、いつ支払いがあるのか。
現金の流れを知るのに資金繰り表の作成は大変重要です。
当然ですが、これがないと現金の流れが読めず、資金の手当てがつかない場合、最悪倒産ということもありえます。
最低でも3ヶ月先までの資金繰り表は必要です。
また、売上が予想よりも低かったり、思わぬ出費がかさむこともありますので、資金繰り表には余裕を持たせておくことが必要です。
資金繰り表では、売上高は3%減、経費は5%増などで算定するなど厳しく見積もりを行ってください。
また、必要となる現金ですが、2ヶ月分ほどの支払いができるほどの余裕を持たせたほうがよいでしょう。
返済する口座が残高不足になっていた場合どうなりますか?
引き落とし日に日本政策金融公庫へ返済する口座が残高不足だった場合、
当然引き落としができませんので、日本政策金融公庫からすぐに電話がかかってきます。
「入金したのでもう一度自分の口座から引き落としてください。」とか「来月に2か月分まとめて引き落としてください。」ということはできません。
日本政策金融公庫の指示に従い、指定する口座へ振り込みをします。
この場合、遅延した日数分のペナルティを支払う必要があります。
月々の返済が厳しくなってきました。どのようにすればよいですか?
金融機関に返済が厳しいことを相談することを、何か悪いことをしているような、何か後ろめたい気がしている経営者の方は非常に多いようです。
しかし、日本政策金融公庫の担当者から直接お話を伺いましたが、そんな遠慮はまったくいりません。
まずはお電話でよいので悩まずに気軽に相談してくださいとのことでした。
なぜなら、まったく回収不能になってしまうよりは、少しずつでも返済してもらい回収できたほうがよいからです。
※リスケジュール(条件変更)について詳しくは